大阪梅田駅近くのペルー料理店『ロスインカス』
関西にはほとんど店がないからなぁ、と関東に行くたびにペルー料理店に通っていたのですが、ありました!大阪にも!
梅田駅から東に650mほど、梅田阪急東通りにある『ロス・インカス』というお店です。
テーブルにはメキシコやペルーの唐辛子が写真付きで紹介されておりマチュピチュの写真も。
壁一面には民族楽器や民芸品が並び、南米な雰囲気が漂っています。
なによりアルパカがもこもこ🦙🦙
現地だと子アルパカは常にぼーっとしてるから簡単に捕まえられるらしいけど、そんなことすると怒った母アルパカから追い回されるらしい…
なんてことをほのぼの思い出しながら着席しました🦙🦙
店長はペルー出身のおじいさん。日本語が達者で1人で切り盛りされていました。
話を伺うと、ペルーでもボリビアやメキシコの料理を食べることがよくあるとのこと。関西人が九州や北海道の料理も食べるのと同じなのかな。
それもあってか、メニューにはメキシコ料理が多く含まれていました。
せっかくなので、パルタレジェーナ(アボカドのサラダ)、アロスチレノ(唐辛子のピラフ)に加え、メキシコ料理のブリート(トルティージャ巻きミートグラタン)も注文しました。
メキシコの唐辛子、ハラペーニョのピクルスもついてきました。
初めにパルタレジェーナをいただきました。
パルタレジェーナは、アボカドのねっとりした食感の中からフレッシュオニオンやトマトが出てくるのがたまらなく美味しい。
食べた気のしないサラダには何度も出会ったことがありますが、ここのはすごく満足感が味わえます🥑
続いてアロス・チレノ。
メニューに唐辛子マークが2個付いていて、きっと辛いんだろうなぁと思いながら注文しました。
ただ「chile」は「唐辛子」を意味する名詞だったけど、語尾を〜noにして形容詞化する用法なんてあったっけ?
そんなことを思いながらGoogle翻訳に「chileno」と入れると「チリ人」と出てきました。
…え?チリ人ライス???
流石にはてなでいっぱいになり店長に聞いてみると「普通の辛いはpicanteですけど、唐辛子辛いのはchilenoと言うんです」と教えて頂けました。1つ語彙が増えたのでめでたし🙌
目立つブラックタイガーだけでなく、ピラフの中にも小海老がたくさん入っていて旨味の強いこと強いこと。アヒリモやアヒアマリージョのグルタミン酸との相乗効果もあってどんどんスプーンが進みます。
そして、ピラフの頂に座していたのはなんと生ハバネロ。いや流石に辛いよ!笑
一緒に頼んだカクテルをごくごく飲みながら食べ進めました。気づけば辛さの虜になっていたのは言うまでもありません。
最後にメキシコ料理のブリートです。
そろそろお腹いっぱいですが食べます…!
スプーンですくって一口入れてびっくり。いわゆる「ミートソース」と言うやつなんですが、本当に"肉"のソースでした。
牛肉ミンチを味付けして煮込み、煮汁が干上がったところでさらにミキサーにかけているのでしょう。今までに味わったことのない重厚で滑らかな舌触りです。
チーズも相まってとてもこってり。アボカドソースがむしろサッパリ感じられるほど。鶏肉がトルティージャに巻かれてふっくらグリルされておりそれもまた美味しい。
途中、サッパリが足りなくなったのでハラペーニョのピクルスをトングで何個か摘み入れました。
そうそうこの酸っぱい要素がほしかった…っていや辛いよ!(時間差)
他にも食べてみたい料理があったのですが、お腹の限界を迎えて今日は試合終了。
ちなみにドリンクはAll600円でたっぷり入っています。ここにも飲んでみたいのがたくさんあるなぁ…
総じてお得感のあるお店でした!
東京の大きな店ほどの豪奢な雰囲気はないけれど、マイペースでゆったり料理を楽しむことができます。また来ます、ごちそうさまでした!
追伸:シェフからチューニョやモラヤを使ったレシピをたくさん教えていただきました。明日さっそく投稿します!
↓しました!