万能中東料理フムス(フヌス)の七変化アレンジレシピ
皆さんはひよこ豆から作られる「フムス」という中東料理をご存知でしょうか?
ヘルシーで栄養価の高い料理であるという理由でアメリカ富裕層に注目されたのを皮切りに、日本国内でも一気に注目度が高まりました。
すでにたくさんのフムスのレシピが公開されており、作ったことのある人も多い様子。
その一方で、日本では常用されないひよこ豆を使うせいで「ほかに使う予定もないし全部フムスにしちゃえ」→「一回試してみたいだけなのに600gもできちゃった」なんて事故も良く起こっている模様…(笑)
ということで今日は「フムスの七変化」と題しまして、そのアレンジレシピを7つ紹介いたします。
- フムスの基本レシピ
- フムスのバゲットディップソース
- 豚バラ肉の鉄板焼き フヌスを添えて
- フムスと海老の野菜スープ
- フムスの彩りサラダドレッシング
- カラーピーマンのフムス肉詰め
- パパアラワンカイナの再構築 卵とフムスのミルフィーユ
- フヌスとピーナッツのずんだ餅風
フムスの基本レシピ
- ひよこ豆100gを一晩水につけ、灰汁を取りながら30分茹でる
- おろしニンニク1片分、練りごま大さじ1.5、レモン汁小さじ2、塩小さじ1/2に、ゆでたひよこ豆を入れてミキサーにかける。途中、ひよこ豆のゆで汁を40mLほど加えて固さを調整する
混ぜるだけの簡単レシピですね、これがまた美味しいんです!
※もし、茹で汁を入れすぎてゆるくなってしまった場合は、鍋に入れて弱火にかけ水気を飛ばしてください。
ではアレンジレシピを見ていきましょう。
フムスのバゲットディップソース
アメリカやイギリスでは最もポピュラーな食べ方。
ミニトマトをたっぷり使ってフレッシュ感を楽しみましょう!
豚バラ肉の鉄板焼き フヌスを添えて
- 豚バラ肉を厚めに切り塩コショウで下味をつけて全面を弱~中火でこんがり焼く
- さらにフムスを盛り付け、その上に焼いた豚肉を乗せる
- パセリ、カイエンペッパー、ナツメグを振りかけて完成
元々はハラール対応(豚や酒を飲食しないといったムスリムのしきたり)などの制約を受けながら発達した料理ですが、折角日本にいるのだからこの人気料理のウマミを最大限に生かさない手はない…!
決め手のナツメグがいい仕事をしています。
フムスと海老の野菜スープ
- ジャガイモ半分と人参1/3をさいの目切りにしてひよこ豆のゆで汁300mLにいれて茹でる
- 沸いたら櫛切りの玉ねぎ1/2も投入(今回は赤玉ねぎ使用)
- 海老の尻尾の先端を切り包丁の背でしごいて掃除する。背中に包丁を入れワタもとる
- 海老とフムス大さじ2.5を入れて塩とパルメザンチーズで調味
- パクチーの葉を盛り付けて完成
ひよこ豆の茹で汁を捨ててしまうのがもったいない!という理由で生まれたレシピ。
食べ物の滋味を感じられる優しい口当たりです。
フムスの彩りサラダドレッシング
- お好みのサラダを皿に盛り付ける
- ウズラの卵を固ゆでにして、櫛切りにして乗せる
- オリーブオイルとレモン汁を同割りで混ぜてドレッシングのベースをつくる
- ベースにフムスを好みの固さになるまで入れ、サラダにかける
フムスの旨味をダイレクトに生かしたアレンジレシピ。
大量消費にも向く使い方でしょう。
カラーピーマンのフムス肉詰め
- 厚さ1㎝程の豚バラ肉をこんがり焼いて小さく角切りにする
- 刻んだ豚肉をフムスと混ぜて詰め物を作る
- ピーマンの種やヘタをとって半分に切り、中に詰め物をする
- パン粉を少々振りかけ、トースターで8分ほど焼く
旨味の強いパプリカを使ってもgood。
(本当はペルー料理に使われるロコトに詰めたかったんですが、万人受けを狙ってみました…。ロコトの辛味も絶対にフムスに合うと思います!)
パパアラワンカイナの再構築 卵とフムスのミルフィーユ
- 卵2個を卵黄と卵白に分け、それぞれ薄焼きにして四角に切る
- 間にフムスをたっぷり塗りながら切り分けた卵を重ねる
- バターとクリームチーズを1:3の割合でとり、軽くレンジで温めてから激しく混ぜる。そこに牛乳を入れてのばし、レモンで調味する
- ペルーオリーブ・パクチーの葉と共にお皿に盛り付けて完成
我慢できずに作ってしまったペルー風料理。
パパアラワンカイナの構成要素が「炭水化物(じゃがいも)+チーズ+グルタミン酸(唐辛子)+添え物の茹で卵」であることに着目し、素材を置き換えながら「炭水化物(ひよこ豆)+チーズ+グルタミン酸(ニンニク、ひよこ豆)+卵焼き」というスタイルに再構築しました。
濃厚なソースが好みの方はレモン汁を少なめにしてパルメザンを足すと良し。
フヌスとピーナッツのずんだ餅風
- フヌスとピーナッツバターを同割りで混ぜて餡を作る
- 小さいみかんの周りに餡を塗って完成
仙台銘菓として知られるずんだ餅はグルタミン酸といううまみ成分が詰まった枝豆を案に仕立てたお餅です。
フムスはニンニクが入っていることもありお菓子への利用は敬遠されがちですが「ニンニクのグルタミン酸×ひよこ豆」という構図がずんだ餅に似ているのに着目して作りました。
それだけでは塩辛いので風味のマッチする甘いピーナッツバターと掛け合わせました。
初めは餡にレモン汁で酸味づけすることを考えたのですが、そもそも中身を柑橘にしてしまえばよいのでは?というアイデアから生まれた一品です。もちろんお餅やおはぎにあわせても美味しいです。
途中出てきたペルー食材はこちらのページにまとめられています。
ご参考にどうぞ😋